ニュー・シネマ・パラダイス

1989年のイタリア映画で監督はジュゼッペ・トルナトーレ。
中年男性が映画に取りつかれた少年時代と青年時代の恋愛を回想する物語。感傷と郷愁、映画への愛情が描かれた作品である。
後述の劇場公開版が国外において好評を博し、しばらく沈滞期に入っていたイタリア映画の復活を、内外一般に印象付ける作品となった。

ストーリー

ローマに住んでいる映画監督サルヴァトーレは、故郷のシチリア島の村からアルフレードが死んだという知らせを受け取る。30年間故郷に帰っていないサルヴァトーレは少年時代の回想を始める。戦争で父を亡くしたサルヴァトーレ(愛称トト)は映画に魅了され、村の映画館「パラダイス座(Cinema Paradiso)」をのぞき見しようとして、映写技師アルフレードに近づく。やがて二人の間には友情が芽生える……。

キャスト

サルヴァトーレ・ディ・ヴィータ(少年期) - サルヴァトーレ・カシオ
サルヴァトーレ・ディ・ヴィータ(青年期) - マルコ・レオナルディ
サルヴァトーレ・ディ・ヴィータ(中年期) - ジャック・ペラン
アルフレード - フィリップ・ノワレ
エレナ - アニェーゼ・ナーノ
エレナ(結婚後) - ブリジット・フォッセー(ディレクターズ・カット版のみ登場)

スタッフ

監督・脚本:ジュゼッペ・トルナトーレ
製作:フランコ・クリスタルディ
音楽:エンニオ・モリコーネ

エピソード

映画の舞台となったシチリア島のジャンカルド村は架空の村で、撮影はパラッツォ・アドリアーノで行われた。現在でもこの村を訪れると映画に登場する広場や町並みを見学できる。ちなみにパラッツォ・アドリアーノにあるニューシネマパラダイスの館にはカシオの従兄弟が常駐しており、村を訪れる観光客からの希望があれば撮影で使われた教会内部、アルフレードの家、トトの家などを案内(無料)している。彼の名もトトである。同村は内陸にあるため、海岸のシーンなどは別の場所で撮影された。なお、2008年1月26日にテレビ東京で放映された『地球街道』イタリア特集では、作曲家の千住明がパラッツォ・アドリアーノを訪れ、子供時代のトトを演じたサルヴァトーレ・カシオ本人と会っている。
カシオは現在、2軒のスーパーマーケットのオーナーであり、依頼があれば映画・テレビ番組に出演している。
ラストシーンの映像技師の役は、ジュゼッペ・トルナトーレ監督によるカメオ出演である。元々は映画監督のフェデリコ・フェリーニに出演を頼んだが断られている。
主人公サルヴァトーレの愛称「トト」は、イタリアの喜劇王トトに由来する。作中でも彼の出演映画が上映されている。
映画中の音声は、すべてアフレコによる録音である。

☆☆☆☆
映画史に残る超傑作!!
これを見ずして映画は語れない!?

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